【海外の反応】『さよならララ』9話、ルカは真実の愛ではなかった? 海外「茉里の目を隠すカットがすべてを語っている」
本記事の見どころ
- 焦るララと、時間の制限を知らないルカ
- 茉里の目を映さないカットの意味
- 空の巨大な魚が、ルカに襲いかかる
- またしても割られる、茉里の部屋の窓
真実の愛を見つけなければ、ララは泡になって消えてしまう。その期限に追われるララは、王子にそっくりな少年ルカとの関係を急ぎすぎていました。第9話は、ララの焦りが思いがけない事態を呼び起こす回です。終盤、空に浮かぶ巨大な魚がルカに襲いかかります。
スレッドのupvoteは736。「この回で、ルカがララの真実の愛ではないことがはっきりした」という声が最上位に来ました。
以下のコメントは Reddit / YouTube / X 等のスレッドから引用・翻訳しています。原文の意図を尊重しつつ、日本語として自然になるよう編集しています。
「二人は互いの目を見ていない」
ララとルカのすれ違いを、多くの人が冷静に見ていました。期限があるからこそ結果を急ぐララと、ゆっくり関係を育てたいルカ。その温度差が、この回の悲劇の芽になっていきます。
この回で、ルカがララの真実の愛ではないことが決定的になった。「真実の愛」という目標に向けたララの行動は、ずっと焦りと必死さに動かされていた。ルカは本気で彼女を好きだから、かわいそうだけど。
ルカは本気でララが好きだけど、関係をまったく違う角度から見ている。ララには今すぐ結果が必要なんだ。それがまさに二人の問題で、お互いの目を見られていない。
それにルカは、ララに時間の制限があることを知らない。
背景:茉里の目と、空の魚
当ブログで扱った第8話では、最後に交わされた約束に「幸せな結末を自ら壊しにいく類の台詞だ」と海外が身構えました。第9話では、その不安が形になり始めます。
この回で多くの人が注目したのが、茉里の描き方でした。いつもはララの騒動を黙って聞いている茉里が、この回では目を画面に映されないまま描かれます。対して、ララの目にはしっかりと焦点が当たる。「親友がそれを望んでいるなら、と身を引こうとしているけれど、本当は親友に恋をしている。そんな空気を茉里がまとっていた」という読みが支持されました。ララがルカとの関係を口にしながら、どこか望んでいないように見えた、という指摘もあります。花を挿した空き缶が、今回も重要な小道具として使われていました。
終盤、空に浮かぶ巨大な魚の短剣がルカに襲いかかります。「真実の愛を手に入れられないから、無理やりルカの心臓を奪おうとしたのでは。二百年前と同じだ」という読みがありました。原作の『人魚姫』では、人魚姫が海に戻るためには、王子の心臓を短剣で刺さなければなりません。その筋書きを下敷きにしているのでは、という声も出ています。
この回の茉里は、「親友に恋しているのに、親友が望んでいるらしい関係を、それが一番だと思って受け入れようとしている」空気をまとっていた。
花を挿した空き缶が、相変わらず大活躍している。それにしても今回の茉里の場面は本当によかった。目を隠すカットばかりで、ララの目に焦点を当てるのと対照的だった。撮り方がものすごく多くを語っている。
解説:琵琶湖の人魚伝説と、グレイスの正体
魔女グレイスの正体をめぐる議論も深まりました。「グレイスは単純な悪役ではなく、人魚が外の世界とつながる必要があると本気で信じている、社会への反逆者なのでは」という見方です。ララが地上の人間と真実の愛を見つけることに、グレイスがこだわっているように見えるからです。「役回りとしては悪役でも、人柄が悪役とは限らない」という表現もありました。逆に、空の巨大な魚が暴れるたびに、「本当の悪者はララのほうなのでは」と考え始める人もいます。
作中に映った遺伝子の配列番号を実際に調べた人まで現れました。結果は乳酸菌の一種で、すぐには意味が分からなかったようです。それに対して「コイは日本の人魚と関係が深い。琵琶湖には独自の人魚伝説があって、グレイスに起きていることとつながっているのかもしれない」という指摘が寄せられています。実際、琵琶湖のほとりの近江八幡市にある観音正寺には、人魚にまつわる伝説が残っています。聖徳太子が人魚の願いを聞き入れて寺を建てたと伝えられ、寺には人魚のミイラとされるものが伝わっていましたが、1993年の火災で焼失したとされています。滋賀を舞台に選んだこの作品が、土地の伝承を物語に取り込んでいる可能性もありそうです。
なお、茉里の部屋の窓は今回もまた割られました。「人魚は窓に容赦がない」と、もはや恒例となったツッコミが入っています。
グレイスはただの悪役というより、人魚が世界とつながる必要があると本気で信じている社会への反逆者なんじゃないか、という気がしてきた。
人魚たちは、窓に対して容赦がない。
まとめ
焦るララと、目を伏せる茉里。空の巨大な魚がルカに牙をむき、ララの「真実の愛」の物語は、ついに危うい局面を迎えました。物語は終盤に入ります。
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