【海外の反応】『これ描いて死ね』9話、ネットで反応をもらった相たちに海外共感 「自分のために描くか、読者のために描くか」
本記事の見どころ
- ネットに投稿した漫画が、思いがけず話題に
- 読者受けを狙って、作品が変わっていく
- パンダ好きのアカウントの正体
- 手島先生がずっと持っていた、小学3年生の相の手紙
相たちが描いた漫画をネットに投稿すると、思いがけず反応が集まりました。うれしくなった二人は、読者にもっと喜ばれるように作品を変えていきます。第9話は、創作する人なら誰もが一度は悩む「誰のために描くのか」という問いを正面から描いた回でした。
スレッドのupvoteは321。終盤に明かされたある事実に、多くの人が不意を突かれています。
以下のコメントは Reddit / YouTube / X 等のスレッドから引用・翻訳しています。原文の意図を尊重しつつ、日本語として自然になるよう編集しています。
「自分のためか、読者のためか」
ネットの反応に心を動かされる相たちの姿は、海外の創作好きにとっても身近なものでした。
創作の物語でよくあるテーマ、「自分のために」と「読者のために」のバランス。よくあるのは、それが真実だからだ。
もう少しでネットの承認欲求にはまりそうになっていた。避けられてよかった!
「はかない」がポイントだ。それが描く理由なら、あまりに過酷な燃料だ。
背景:趣味として描くということ
当ブログで扱った第8話では、相が千に迫るアイデアを書き出したノートを、手島先生が花火の光の中で読みました。手島先生は相たちに、漫画は「趣味として」描き続けてほしいと繰り返してきました。第9話で、その言葉の理由が見えてきます。
ネットでの反応を求めて、相たちは自分たちの漫画の角を丸め、ありきたりなかわいらしさに寄せていきました。それに対してヒカルは、どちらの描き方にも長所があると認めつつ、二人は今、趣味として漫画を描いているのだから、仕事のためでもない無理な妥協をする必要はない、と指摘します。海外では「ヒカルは普段はぼんやりして見えるのに、この作品でいちばん刺さる言葉をたくさん言う」と評価されました。
好きだったことを仕事にすると、燃え尽きやすい。手島先生が「趣味として」とこだわるのは、漫画を仕事にすることの厳しさを身をもって知っているからでしょう。海外では、売り上げを気にせず描き続ける作家として『HUNTER×HUNTER』の冨樫義博さんの名前を挙げ、「漫画業界は本当に過酷だ」と語る声もありました。
手島先生の過保護ぶりにも笑いが起きました。部員たちの原稿を取り込むためにスキャナーまで用意する熱心さに、「なんて献身的な顧問だ」という声が上がっています。浮き輪で海に出た部員たちを、手島先生がずっと見張っていたことに触れて、「どんな錨より手島先生の目のほうが確かだ」と冗談を言う人もいました。
結局は、彼女が言ったとおりだと思う。二人とも今は趣味として漫画を描いている。仕事のためでもないのに、不要な創作上の犠牲を払う理由はない。
ヒカルは普段はそっけなく見えるけど、この作品でいちばん刺さる台詞をたくさん言っている気がする。
解説:パンダのアカウントと、小学3年生の手紙
この回の最後に、ある事実が明かされます。相たちの漫画に好意的なコメントを寄せていた、パンダ好きのアカウント。その持ち主は、手島先生でした。先生の部屋の背景にパンダがたくさん映っていたことに気づいていた人もいて、「最後にアカウントが映ってから、パンダに囲まれた先生の姿が出てきて、やられた」という声が上がっています。
さらに手島先生は、小学3年生の相が書いた感想のカードを、何年も大切に持ち続けていました。かつて漫画家だった手島先生に、幼い相が送ったファンレターです。「先生が教え子たちの投稿に応援のコメントを書いたあとで、3年生の相からのファンレターを読む場面に、心をえぐられた」という声が並びました。漫画家にとって、一通のファンレターがどれほど大きな支えになるか。それを知っているからこそ、手島先生は今、匿名で教え子たちに言葉を送っているのかもしれません。
この回そのものが、この作品へのメタな批評になっている、という指摘もありました。人気を得るために水着回のような要素を足すこともできるが、それでは作品の本質から外れてしまう。原作の英語版の刊行が始まったことに触れ、「第2期につながるように買うつもりだ」という声も出ています。
パンダ中毒のアカウントは手島先生だと思っていた。先生の部屋の背景に、パンダがたくさんあったのがいい演出だった。だから先生は、二人に趣味として漫画を描くようにあんなにこだわっていたんだ。仕事にするのがどれだけ大変か知っているから。
先生がみんなの漫画の投稿に応援のコメントを書いたあとで、3年生の相からのファンレターを読む場面は、心に会心の一撃だった。
まとめ
ネットの反応に揺れる相たちと、陰から見守っていた手島先生。誰のために描くのかという問いに、作品自身が一つの答えを示した回でした。
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