【海外の反応】『二十世紀電氣目録』3話、竹のフィラメントで電球がともる 海外「アニメの理屈かと思ったら史実だった」
本記事の見どころ
- 喜八が、仲間の力を借りて「電気の満月」を実現する
- 決め手は竹のフィラメント
- 劇伴は吹奏楽。『響け!ユーフォニアム』の京アニらしさ
- 洋輔は敵なのか、それとも
闇を照らす光を、自分の手で作りたい。第3話で喜八は、仲間たちの助けを借りて電球をともすことに挑みました。何度も失敗を重ねた末にたどり着いた答えは、竹から作るフィラメントです。
スレッドのupvoteは709。技術の歴史に詳しい視聴者が、思わず笑顔になったと語る回でした。
以下のコメントは Reddit / YouTube / X 等のスレッドから引用・翻訳しています。原文の意図を尊重しつつ、日本語として自然になるよう編集しています。
「竹を使ったのは史実だった」
竹のフィラメントという答えに、海外の視聴者の多くが驚きました。そして調べてみて、さらに驚いています。作り話ではなかったと知って、作品への評価がさらに上がりました。
技術の歴史オタクとして、喜八が答えにたどり着く場面ではずっとにやにやしていた。竹のフィラメントのことは知っていたから、手がかりにはすぐ気づいた。
竹を使うのはアニメの理屈だと思っていたけど、本当の話だと分かって、この作品の素晴らしさがさらに増した。
すぐに竹の繊維が本当に使われたのか検索した。
背景:エジソンの電球と京都の竹
当ブログで扱った第2話では、兄・清六の遺した目録が子どもの落書きのような絵の束で、三添洋輔が「偽物だ」と落胆しました。第3話では、喜八がその目録に描かれた夢の一つを、自分の手で形にし始めます。
竹のフィラメントは、実際の電球の歴史に登場します。トーマス・エジソンは、長く光り続けるフィラメントの素材を求めて世界中の植物を試し、最終的に日本の竹を選びました。その竹が採られたのが、京都の石清水八幡宮の周辺です。エジソンの電球は、京都の竹で長時間ともるようになりました。京都を舞台にした本作で、喜八が竹にたどり着くのは、史実への敬意を込めた仕掛けと言えます。
海外のスレッドでは、さらに詳しい技術史の補足も寄せられました。エジソン以前にもロシアのロディギンが窒素を満たした電球を作って特許を取っていたこと、イギリスのスワンが綿や人工セルロースのフィラメントを実用化していたこと。「良い発想はたくさんあった。問題は、それをどう事業として成り立たせるかだった」という指摘です。エジソンとテスラの対立を思わせる構図が、この作品の先にあるのでは、という予想も出ました。
エジソンよりずっと前に、ロディギンが似た設計を使っていた。窒素を満たした電球の中に細い炭素棒を入れて、何百時間も光らせられた。1874年に特許を取っている。
この作品はエジソン対テスラのような対立を描こうとしているんだと思う。二人の関係も議論の余地があるけど、一つ確かなのは、エジソンが特許泥棒だったことだ。
解説:吹奏楽の劇伴と、洋輔という存在
音楽の面でも話題がありました。本作の劇伴はすべて吹奏楽で演奏されています。金管楽器がいちばんスチームパンクに近い響きを持つからかもしれませんが、海外では「京アニの『響け!ユーフォニアム』へのオマージュに違いない」と受け止められました。フィラメントを作り上げていく製作の場面の細やかさも、「かわいい女の子たちが、かわいく工業的なことをする京アニの得意技」と好評です。
喜八は自分を疑い続けてきましたが、仲間たちが手を貸したことで、「電気の満月」という夢を形にできました。海外では「電気の時代は、みんなで力を合わせなければ実現しない」という読みが出ています。一方の三添洋輔については、「本来なら清六の夢が実現して喜ぶべきなのに、自分の手柄にすることにこだわっている」と、知識を独り占めする存在として見る声があります。稲子の父を言いくるめて、愛のない結婚を取りつけた洋輔に、厳しい目を向ける人も少なくありません。
それでも「洋輔には悪役ではなく、喜八たちの側についてほしい」という声も根強くありました。屋上で清六と花火を見上げる回想には、二人の特別な関係を感じ取った人もいます。
映像については、ジブリ作品を思い出したという声も上がりました。製作のモンタージュ、20世紀初頭の街並み、吹奏楽の音色が重なり、「どこか素朴なジブリの作品群の空気がある」という感想です。同じ夏に放送されている『さよならララ』を『崖の上のポニョ』に、本作をより素朴なジブリ作品になぞらえて、「この夏は豊作だ」と喜ぶ人もいました。
劇伴は全部、吹奏楽で演奏されている。金管楽器がいちばんスチームパンクに近いからだろうけど、間違いなく『響け!ユーフォニアム』へのオマージュでもある。
電気の時代は、みんなで協力しなければ実現できない。喜八が電気の満月という夢を現実にできたのも、仲間とその人脈の助けがあったからだ。
まとめ
喜八は竹のフィラメントで、目録に描かれた夢の一つを現実にしました。京都を舞台にした物語に、京都の竹が光をともしています。
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