【海外の反応】『ヤニねこ』6話、嵐でテントを流された猫と、酔って江の島まで行った猫 海外「笑えるのに、深く悲しい」
本記事の見どころ
- テント暮らしの新しい猫は、嵐で住まいを流される
- 酔って迷子になり、気づけば江の島。居場所を知るためのGPSまで
- 迎えに行く大家さんとの夜のドライブが「リアルすぎる」
- 海辺で線香花火に火をつけるヤニ子の作画に絶賛
「大家さんとのドライブが、リアルすぎた」。第6話のスレッド(upvote795)の最上位は、この一言でした。酒に酔ったまま迷子になった猫を、大家さんが車で遠く江の島まで迎えに行く。その夜のドライブの空気が、多くの人の記憶を呼び起こしたようです。
第5話では、ボードゲームを通して世界の社会構造が明かされました。第6話では、生活に困っている猫たちの姿が、これまで以上に静かに描かれます。
以下のコメントは Reddit / YouTube / X 等のスレッドから引用・翻訳しています。原文の意図を尊重しつつ、日本語として自然になるよう編集しています。
「ドライブがリアルすぎた」
上位のコメントは、大家さんと、新しく登場した猫たちについてでした。見ず知らずに近い相手を夜中に迎えに行く。その気まずさと優しさが、そのまま画面に出ていました。
大家さんとのドライブが、リアルすぎた。
この猫娘たちの境遇はひどいと思っていたら、今日はさらにひどい子が出てきた。テントで暮らしていて、そのテントも嵐で流されてしまう。大家さんはまたしても良い人だと証明した。わざわざ遠くまで車を走らせて。
回を追うごとに、どんどん「哲学的」というか「表現的」になっている気がする。今回は一番「空気感」があって、静かな場面が多かった。もちろんばかげた笑いもあるけど、そういう場面がどんどん増えている。
背景:笑いの中の依存
本作は、喫煙、飲酒など、何かに依存しながら暮らす獣人の猫たちを描くギャグ作品です。原作は「にゃんにゃんファクトリー」による漫画で、アニメーション制作はバイブリーアニメーションスタジオ。だらしない生活を面白おかしく描きつつ、決して美化はしない作りが、海外でも評価されてきました。
第6話で中心になったのは、酒に溺れる猫でした。トイレに付き添ってもらえなかった彼女は、居酒屋から一人で姿を消し、気づけば江の島にいた。仲間たちは、そうなることを見越して彼女にGPSをつけていました。かわいらしくも悲しい備えです。海外では、自身もアルコール依存だという視聴者が「この場面が一番だった。あまりにも身に覚えがある」と書き、酔って店から店へとさまよった体験を打ち明けています。
一方、新しく登場したテント暮らしの猫は、自然を語る悟りすました物言いとは裏腹に、嵐でテントが流されると誰よりも速く川へ駆けつけました。声は小林ゆうが演じています。作中に登場する川の名前などから、舞台が神奈川県相模原市だと特定した人もいました。
アルコール依存症の者として、彼女が迷子になる場面が一番好きだ。身に覚えがありすぎる。一番ひどかったころ、飲みに出かけては、どこにいるか分からなくなるまで店から店へとさまよっていた。
かわいくもあり悲しくもある。彼女を見つけるためにGPSをつけなきゃいけなかったということは、何度も同じことをしているんだから。それに大家さんは、この作品全体の最大の功労者だ。ぼろぼろの猫娘たちを本気で気にかけている。
名前からそうじゃないかと思っていたけど、この回で、ヤニねこの舞台が神奈川県の相模原だと確定したようだ。「にゃがみ川」と、テントの猫が住んでいる場所も見つけられた。
ヤニ子より危うい猫
酒に溺れる猫の扱いは、この回で特に話題になりました。居酒屋では、みんなの荷物を髪の中にしまわれ、その髪に火がついてしまう。酔って知らない場所にたどり着き、人に利用されることも多い。「GPSをつけるのはいいけれど、もっと近くで見守ってあげるべきだ。彼女には世話をする人が必要だ」という声も出ています。
海外では、彼女をヤニ子よりも危うい存在だと見る人が多くいました。ヤニ子には、自分の暮らしがまずいという自覚が少なくともある。それに対して彼女は、自分の状態にまるで気づいていない。笑いの形をとりながら、依存の段階の違いまで描き分けているところに、この作品の観察の細かさがあります。
彼女はたぶんヤニ子よりさらにひどい。少なくともヤニ子には、自分の状況がまずいという自覚がいくらかある。彼女は完全にどうかしてしまっている。
解説:海辺の線香花火
回の終わり、ヤニ子は夜の海辺で、一人で線香花火に火をつけます。瞳の描き込みから夕焼け、花火の小さな火までを丁寧に描いたこの場面は、「この作品の作画の良さには一生慣れない」と称賛されました。冒頭ではライターに無関心だったヤニ子が、真夜中になってライターを取りに戻っていた、という細かな伏線に気づいた人もいます。
作中では、懸命に働き、依存も抱えず、よりよい暮らしを目指す三人組の猫も描かれました。「まるで別の作品から来たような子たち」と言われつつ、低い賃金で働く猫たちの姿に、前回明かされた社会の仕組みとのつながりを読む人もいます。笑えるけれど、深く悲しい。この回への感想は、その一言に集約されていました。
この回は確かに笑えた。でも同時に、深く悲しかった。
この作品の作画の良さには一生慣れない。海辺のヤニ子の最後の場面は本当によかった。瞳から夕焼け、線香花火に火をつけるところまで。
まとめ
嵐でテントを失う猫、酔って江の島まで行ってしまう猫、そして迎えに行く大家さん。ばかげた笑いの合間に、依存と貧しさの影が静かに置かれた回でした。
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