【海外の反応】『無自覚聖女』最終回、フローラの唐突な改心に海外が困惑 「怒→怒→怒→銃→号泣。そこは段階を踏むところでは」
『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す』の海外の反応まとめ(全6話分)→
本記事の見どころ
- 「😡→😡→😡→😡→🔫😡→😭 / 本来はこうあるべきだった:🤬→😡→😠→🤨→😐→☹️→😔→😭」
- 「フローラはリナにフランツ・フェルディナントをやろうとした。そして急に自分が間違っていたと気づいた? 本当に?」
- 「書き方さえ良ければ、あの改心はカタルシスの瞬間になり得た」
- 「原作者は第4巻のあとがきで、フローラの結末に最も迷ったと書いている」
『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す』第12話・最終回。upvoteは113。
最終回の焦点は、姉カロリーナを憎み続けてきたフローラの結末でした。海外掲示板Redditの反応は、はっきり厳しいものになっています。
以下のコメントは Reddit / YouTube / X 等のスレッドから引用・翻訳しています。原文の意図を尊重しつつ、日本語として自然になるよう編集しています。
「2分で全部終わった改心」
改心そのものではなく、そこに至る過程の短さに批判が集中しました。
書き方さえ良ければ、フローラの改心はカタルシスの瞬間になり得た。/ 実際には、最後の最後に出てきた完全な取ってつけで、これまで描かれてきた人物像からするとまったく筋が通らなかった。このジャンルは自分の後ろめたい楽しみなのだが、これはその中でも最悪の例のひとつだった。
そうだ。時間をかけて彼女の決意が少しずつ崩れていくのを見せていれば、もっと筋が通っただろう。実際はこうだった:/ 😡→😡→😡→😡→🔫😡→😭 / 本来はこうあるべきだった:/ 🤬→😡→😠→🤨→😐→☹️→😔→😭
この2話の彼女の人物曲線は、「恥をかかせてから自害する」→「やっぱり今すぐ殺す」→「やっぱり自害する」→「もう自分はいい人です」だ。しかもその大半が、だいたい2分間の出来事だった。
自分の言いたいことをそのまま言ってくれた。あの「改心」が必要なカタルシスを与えてくれていれば、この作品は十分に良かったはずだ。それが最後には、何も感じなかった。/ 一体何が起きて、彼女は突然「大変、私は本当にひどい人間だった!」となったのか。前回の終わりと今回の間で、何も変わっていない。
より大きな問題は、そもそも彼女に姉を憎む理由らしい理由が一度もなかったことだと思う。5歳なら信じるかもしれないが、十代になる頃には「あれは馬鹿げていた」と折り合いをつけるような話だ。/ 姉を殺す計画を立て、聖女選抜で不正をするほどの錯乱が、地位の維持のためという説明だけでは、ちぐはぐで唐突に映る。
「今でも、私はフローラと話すべきなのだ。必要なら無理にでも。それなのに、まだしていない」/ この物語全体、最初からそれをやっていれば避けられたと思うのだが。
背景:原作者はこの結末に最も迷ったと書いている
本作は、自分が聖女であることに気づかないまま力を振りまく主人公カロリーナを描いた作品です。妹フローラとの確執が、全話を通した縦軸になっていました。
当ブログでは第11話を扱いました。カロリーナに本物の天使の翼が生え、瀕死の人間を蘇らせたのに、大会の進行は一切動じず「それでは今回は4位です」と続いた回です。海外の視聴者はその淡々ぶりを笑いました。
その翌週が最終回です。反応の質がはっきり変わりました。
注目すべきなのは、原作を読んでいる視聴者がスレッドに投じた補足でした。原作第4巻のあとがきで、著者自身がフローラの結末について語っているという内容です。
要点は三つです。
第一に、著者は結末を書くにあたってフローラの扱いに最も迷った。第二に、フローラが完全な報いを受ける結末も検討したが、カロリーナという人物の性格と、姉妹の間で描こうとした物語を考えたとき、改心のほうが最良の道だと判断した。第三に、挿絵と漫画版の絵が人物を生き生きとさせたことが、「全員が幸せになっていい」という判断を後押しした。
つまり、この改心は思いつきではなく、迷ったうえでの選択だったことになります。
同じ書き込みは、アニメと原作の差異にも触れています。原作にはフローラの侍女が存在せず、暗殺を止めようとする力が働きません。父親が路地に現れる場面も、原作ではフローラが自分で断念して視線を合わせる形になっている、という説明でした。
海外の視聴者の不満は「改心させたこと」ではなく「改心に至る過程が圧縮されたこと」に向いています。この補足は、その不満の在り処をむしろはっきりさせました。
この結末について書くことが結構あるので、順に。/ まずフローラについてだが、原作者は第4巻のあとがきで彼女について語っている。フローラは、結末を書く際に著者が最も何度も考え直した部分だった。一方ではフローラが究極の報いを受ける結末も考えたが、カロリーナがどういう人物かと、姉妹の間で描こうとしていた物語を考えたとき、改心が最良の道だと判断した。/ もう一つ著者に影響したのが、原作の挿絵と漫画版の絵だった。それが登場人物を生き生きとさせ、「そうだ、全員が幸せになっていい」と決めさせたという。
同じことを思った。突然、自分が間違っていたと気づく。カロリーナは何年もフローラから屈辱を受けてきたのだから、この改心の筋道はもっと丁寧に組み立てられたはずだ。/ とはいえ、良い作品のハッピーエンドではあった。
改心の中身がこうだ。「なるほど、私は聖女ではない。では宰相になろう」
「フランツ・フェルディナントをやろうとした」
暗殺未遂の場面には、歴史を引き合いに出した反応が並びました。
フローラはリナにフランツ・フェルディナントをやろうとして、それから急に、自分が間違っていて、ずっと姉にひどい態度を取っていたと気づいた? 本当に? 本当にそれで?/ 誰も死ななかったのは良かったが、それにしても。フローラの改心の前に、この子にはまず相当な量のカウンセリングが必要だ。/ まあ、終わりよければすべてよし。この手の聖女ものとしては悪くなかった。それなりに楽しめた。
フローラは第一次世界大戦を始める一歩手前まで行って、幸い決定的な瞬間に引き返した。/ 最後のキスは良かったが、それ以外に言うことはあまりない。
王族が二人、開けた場所に出ているのに、警備がもっと近くにいるか、もう少し厳重であるべきだと思うのだが。/ フローラがあんな銃を持ち歩いて、実際に姉を殺そうと考えたのはかなり無茶だ。処刑相当だと言われても驚かない。/ 謝って自分の過ちに気づき、良くなろうとしているのは、良いことなのだろう。/ 正直、肩透かしではある。/ それでも問題を抱えたこの作品は好きだった。楽しくて十分に良かったので、2期があっても構わない。
護衛たちが全員剣を持ち歩いているのが不思議だ。.357マグナムのリボルバーを持てばいいのに。
「それでも良かったところ」
厳しい評価が続くなか、拾われた点もありました。
意図的かどうかは分からないが、三人の父親が全員、娘が悪事に走っているときでさえ、娘を守るために身を尽くしていた。/ マリエルの父は、彼女がより重い罰を受ける代わりに、少なくとも食事と水と住まいのある修道院へ送った。モニカの父は娘が死刑を受けないようにした。そしてフローラとカロリーナの父は、フローラが受けるはずのどんな罰でも引き受ける構えだった。
この父親に「史上最も役に立たない父親賞」を贈ってもいいだろうか。実際に生活の場に居合わせていたぶん、かえって悪いまである。
全体としては、まあまあの作品だった。基本的に、自分が期待していた通りのものではあった。/ ただ最後に、エドワードがカロリーナにどれだけ与えたかに焦点が当たっていたので、カロリーナがエドワードにどれだけ与えたのかも見せてほしかった。
エドワードの人物像は「火魔法が使える妻大好き人間」で要約できてしまう。/ 誤解が解けたあとの彼の役割は、ひたすらカロリーナに励ましと支えを与えて愛することだった。もっとも、彼女にはそれが必要ではあったのだが。
毎週20分を費やすぶんには良い作品だった。/ 一気見しようとしていたら、最後まで見られたかどうか怪しい。
シンデレラ/聖女ものの一本としては、これがその中で最も良くないと本気で思う。/ 敵役は滑稽で理屈が通らず、人物としての成長がほとんどない。報いを受けるというより、登場人物が自分の立場を主張する場面がいくつかあって、そのあと忘れられていくだけだ。
まとめ
最終回の評価は厳しいものになりました。
争点は改心そのものではなく、その速度です。前回の終わりと今回の間で状況は何も変わっていないのに、2分で人物が反転した、という指摘に賛同が集まりました。
一方で、原作者は第4巻のあとがきでこの結末に最も迷ったと書いているそうです。迷ったうえで選ばれた結末が、尺の中で圧縮された。批判の輪郭はそこにあります。
📚この記事に出てくる英語表現(英語学習用)
asspull— 取ってつけた展開・ご都合主義
例: It felt like a totally random asspull.
guilty pleasure— 後ろめたい楽しみ
例: This genre is my guilty pleasure.
all's well that ends well— 終わりよければすべてよし
例: At least all's well that ends well.
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