【海外の反応】『天幕のジャードゥーガル』6話が絶賛の嵐 「チンギス・カンの顔を一度も映さない演出が神がかっている」
本記事の見どころ
- 「チンギス・カンの顔を一度も映さない。007の女王やLOTRのサウロンと同じ手法だ」演出への絶賛
- 「今年一番の回」「半分泣きながら観た」——海外掲示板が感情的な反応で埋まる
- 石田彰がシャーマンのトランス儀式の資料映像を渡され、収録日に本物の太鼓が持ち込まれた裏話に感嘆
- 「同じ敵に傷つけられた二つの魂が、目的のない生の下で燠火を隠していた」トレゲネとシタラの邂逅
『天幕のジャードゥーガル』第6話。モンゴル帝国を舞台にした歴史大作の今回は、海外掲示板Redditで「今年一番の回」という声が相次ぎました。
背景:顔を映さないことで「神」にする
原作はトマトスープによる漫画(秋田書店「Souffle」連載)。アニメーション制作はサイエンスSARU、総監督は山田尚子、監督はAbel Gongora、キャラクターデザインは吉田健一という布陣です。
本作が扱っているのは、13世紀モンゴル帝国の実在の人物です。主人公の一人トレゲネは、史実ではメルキト部族に嫁いでいた女性で、モンゴルに征服された後にオゴデイの妃となり、オゴデイの死後には摂政として帝国を統治しました。もう一人のシタラは、その傍らに置かれた人物として描かれます。
今回、海外の視聴者が最も評価したのが、チンギス・カンの顔を一度も画面に映さないという演出でした。「007シリーズで女王の顔が映らないのと同じ」「『ロード・オブ・ザ・リング』のサウロンと同じだ」という比較が並び、それが彼の「神のような存在感」と不敗性を作っていると分析されています。
興味深いのは、これが単なる演出上の工夫ではない可能性です。海外のコメントによれば、チンギス・カンは生前、自分の姿を絵や像に残すことを許さなかったとされ、肖像が作られたのは孫の代になってからだといいます。顔がないことは、この人物の史実上の在り方とも重なっているわけです。
以下のコメントは Reddit / YouTube / X 等のスレッドから引用・翻訳しています。原文の意図を尊重しつつ、日本語として自然になるよう編集しています。
「顔を映さない」演出への絶賛
画面に出さないことで、逆に圧倒的な存在感が生まれています。
このアニメでチンギス・カンの顔が一度も映されないという発想が本当に好きだ。007映画で女王が映らないのや、『ロード・オブ・ザ・リング』でサウロンが映らないのと同じで、彼の神のようなオーラを高めている。モンゴル人に崇拝され、決して敗れない存在であるかのように。
今回、彼の顔は本名と同じ扱いだった——つまり、もう忘れてしまった。チンギス・カンの伝説は、彼の血肉に関するあらゆるものを超えている。彼は人間ではなく、純粋な力と征服の象徴だ。顔など必要ない。
ざっと調べたところ、チンギス・カンは生前、絵や彫像で自分を描くことを誰にも許さず、孫が依頼するまで肖像は存在しなかったらしい。ある意味、これは筋が通っている。この男が実際どんな顔をしていたのか、我々は本当のところ知らないのだから。
顔を見せないことが、ここでのキャラクター造形に本当に効いている。畏怖に近い感覚を生んでいる。
参考までに——メルキト族がチンギス・カンの最初の妻ボルテを誘拐したこと(今回の回想の30〜40年ほど前の出来事)こそが、彼が最初に軍を作る動機になった。義兄弟ジャムカに助けを求め——
「今年一番の回」——儀式シーンと美術への感嘆
映像表現そのものが、繰り返し話題になりました。
今年一番好きな回のひとつ。とんでもなく良かった。嵐が来る。
この作品のサイエンスSARUの絵柄の選択は、自分の中ではずっと納得している。絵本のような画風と、血にまみれた物語が共存している。その上で、ダイルの幻視の場面は、この絵柄が正しかったことの決定的な証明だ。
『ジャードゥーガル』の美術で本当に好きなのは、下塗りをどれだけ大切にしているかということだ。ほぼ全カットに、絵の下や隙間からあの独特のオレンジが覗いている。それが絵に手触りを与えている。
ダイル役の石田彰さんが、シャーマンのトランス儀式の資料映像を渡されたこと、そして収録当日にはスタジオに伝統的な太鼓が持ち込まれたことを語っていた。こういう舞台裏の話を読むのが本当に好きだ。
『ジャードゥーガル』のスタッフが注いでいる労力の量は、本当に感嘆に値する。
儀式と夢の場面が絢爛だった。
自分にとっては10点満点の回だ。残酷で、そして美しい。残りの話数が本当に楽しみだし、絶対に原作漫画も読む。
今回の半分は泣きながら観ていた。
「二つの魂が、燠火を隠したまま出会った」
トレゲネとシタラの結びつきに、詩的な言葉が並びました。
「二人で嵐を呼ぼう」——このオーラを感じてくれ。
同じ敵に徹底的に傷つけられ、どちらも復讐に燃えていた二つの魂が、この目的のない生の下でその燠火を押し殺し続け、そしてついに互いを見つけた。詩的で、そして悲しい。二人が起こす嵐を見届けるつもりだ。
認めざるを得ない。シタラとトレゲネは見事な組み合わせだ。二人とも愛する人をモンゴルに奪われて復讐を望んでいて、しかもどちらの場合も、その愛する人は二人に幸せであってほしいと願っていた。
ソルコクタニがシタラを密偵として送り出したのは、兄弟を分断してモンゴル帝国の崩壊を招きかねない者を止めるためだった。それなのにシタラは、モンゴルにとって事態をさらに悪化させられる完璧な人物を見つけてしまった——しかもたった一日で。
ソルコクタニは、ラベルが違う言語で書かれていて読めなかったせいで、燠火を消そうとして油を注いでしまったわけだ。
最後の場面の象徴性が好きだ。トレゲネは人生を通じてずっと「何も知らされない人」だった。なぜメルキトに嫁がされたのかも知らず、争いのことも知らず、ダイルの計画も知らなかった——
「モンゴルは悪役だが、単純な悪ではない」——描き方の繊細さ
征服する側とされる側、その両方を描く姿勢が評価されました。
本当に良い回だった。メルキトが自分たちにとって最も納得のいく形で終われたのは良かったと思う。男たちが敵の奴隷として生きて幸せだとは思えないし、ダイルは女たちが幸せを見出せる生を与えられるよう手を尽くした。
この作品は確かにモンゴルを悪役として描いている。だがそれは非常に繊細でもある。モンゴル帝国は作品の悪役だが——
「メルキトの女たちはもうメルキトとは無関係だ」という言い訳が通用するのは、彼女たちが計画された反乱について何一つ知らされていなかったからにすぎない、という第二の側面がある。知っていたとしても、彼女たちに手を貸すことはできなかった。
オゴデイという人物をどう捉えていいのか、ますます難しくなってきた。必ずしも意地の悪い人物には見えないが、その言動は時々どこかずれている。
最終的に彼の「欠陥」は、単に「あまりに超然としている」ことだと思う。ある意味、残酷であるほうがまだましだ。少なくとも残酷さには関わりがあるから。今のままでは、トレゲネは彼にまったく“見られていない”と感じている。
あの老人は本当にかっこよかった。最後の最後まで自分の信念に忠実であり続けた。
まとめ
顔を映さないことで神格を作り、絵本のような画風で血の物語を語る——本作の演出上の選択が、今回はっきりと成果として現れました。史実の重さと物語の詩情が噛み合った回として、海外では今年屈指の評価を受けています。
📚この記事に出てくる英語表現(英語学習用)
god-like aura— 神がかった存在感・威圧感
例: It adds to his god-like aura.
nuanced— 単純化せず機微を捉えた
例: The show is very nuanced about it.
tear up— 涙ぐむ
例: I teared up during half of the episode.
こちらもおすすめ
【海外の反応】『天幕のジャードゥーガル』4話、史上最悪のスパイ初日に海外爆笑 「作戦は“成功裏に”失敗した」モンゴル描写の公平さも称賛
【海外の反応】『100カノ』3期5話、新彼女・山女が海外を席巻 「これはディズニープリンセス、いや女神デメテルだ」
【海外の反応】『正反対な君と僕』2期5話、西が先に告白し海外が涙 「口下手だった子が先に言い、口の軽い子が言えなくなる。完璧な反転だ」
【海外の反応】『落第賢者の学院無双』5話に厳しい声「前回が丸ごと無意味になった」 「作画B+、脚本D−」と辛口採点も
【海外の反応】『追放された転生重騎士』5話に厳しい声「秒間100回想」 一方で「GoHandsの絵は好き」との擁護も
【海外の反応】『ヤニすう』5話、佐々木の“反応のギャップ”が絶賛 「二人の沈黙が最高だった」
この記事が面白かったらシェアしてね!
📡 もっと海外の反応を読む
コメント
現在、コメント機能はメンテナンスのため一時的に停止しています。再開までしばらくお待ちください。
