【海外の反応】『黄泉のツガイ』22話、裏切り者アキオの正体に海外騒然 「痛みを感じない男が、自分のツガイだけは本気で大事にしていた」
本記事の見どころ
- 「感情のない人物のはずのアキオが、自分のツガイだけは何より本気で大事にしているように見える」
- 「悪そうな見た目、悪そうな仕草、悪そうな空気。なのに一度も悪いことをせず、悪いやり方で全員を助ける人物が好きだ」
- 「村の秘密を知ると大人の仲間入り、というのは、村人の大半が双子の幽閉に加担していた証拠でもある」
- 「この作品を好きな理由の一つは、マフィアものの空気があることだ」
『黄泉のツガイ』第22話。upvoteは1033です。
影森家を裏切っていたアキオが捕らえられ、その背景が明かされました。同時に、アスマの母の過去も語られています。海外掲示板Redditでは、二人の人物の「家族」をめぐる描かれ方に反応が集まりました。
以下のコメントは Reddit / YouTube / X 等のスレッドから引用・翻訳しています。原文の意図を尊重しつつ、日本語として自然になるよう編集しています。
「痛みを感じない男の、唯一の執着」
裏切り者の正体が明かされましたが、海外の視聴者が注目したのは動機よりも、彼が何を大事にしていたかでした。
感情のないサイコパスのはずのアキオが、自分のツガイだけは何より本気で大事にしているように見える。/ 残念ながら、ツガイに共生体のような爆発物が仕込まれていたことを正直に言えなかったせいで、結局は——
つまりアキオは先天性の無痛症に加えて、反社会的な気質を持っている。自分の親だと名乗る人物に会い、それで養ってくれた家族を裏切るよう説き伏せられたらしい。ひどい話だ。/ もう死んだも同然の身だ。話がどんどん厚くなっていく。全編アニメ化してほしい。
実際、かなり正確な描き方だと思う。サイコパスは感情がまったくないわけではない。ただ完全には機能していないだけだ。
痛みを感じなかった、というだけで、何も感じなかったわけではない。そんな彼にも執着するものがあった。/ あの爆発する粘液は、言ってはいけないことを言うと自動で作動するのではないか。だとすれば、話したくなかったのではなく、話せば周りを巻き込んで吹き飛ぶところだったのかもしれない。
アキオと組んでいる誰かは、自前の安全装置を用意していたようだ。ツガイ版の自爆ベストのようなものだ。口封じをしているのだろう。
アキオとイワンに血縁があるとは思わない。捨てられた過去を持つ子どもたちなら、誰でも見捨てられることへの不安を抱えているはずで、そこに付け込むための釣りだったのだろう。アキオが最初に食いついただけだ。
背景:この作品が描いてきた「家族」と「村」
本作は、山奥の村で育った少年ユルが、双子の妹アサをめぐる争いに巻き込まれていく物語です。ツガイと呼ばれる存在を従える家や村が、それぞれの思惑で動いています。
当ブログで扱った第21話では、村の長老が「歳を誰も知らないほど高齢だ」と説明されただけで、海外の視聴者は疑いを向けました。関ヶ原という固有名詞から、400年前という設定が実在の歴史に接続された回です。
今回もその延長にあります。村の秘密を知ることが「大人の仲間入り」とされる描写から、海外の視聴者は村人の大半が双子の幽閉に加担していたと読み取りました。
そして今回、二人の人物の過去が並べて語られます。
一人はアキオです。痛みを感じず、他者への共感も薄い。その彼が、自分の親を名乗る人物に接触され、育ててくれた影森家を裏切りました。
もう一人はアスマの母です。実家では厄介者として扱われ、ツガイを見せたことで化け物扱いされた。影森家に入って初めて居場所を得たものの、悲劇的な最期を迎えています。
血の繋がった家族に裏切られた人物と、血の繋がらない家族を裏切った人物。海外の視聴者がこの作品を「マフィアものの空気がある」と表現したのは、こうした家と忠誠の描き方に対してでした。
なお、この後の第24話(最終回)で本作は第1期を終え、第2期の制作が発表されています。
アスマの母の過去は悲惨だ。実家にとっては厄介者で、ツガイを見せたら化け物扱いされた。/ 影森家に縁づいた途端、兄がすぐに現れて、彼女と息子が実家に養われている恩があるかのように振る舞った。縁が切れて良かった。
アスマの母には同情するしかない。家族は本当にひどかった。今は息子のものになっているツガイたちだけが、ゴンゾウに出会うまでの唯一の仲間だった。ゴンゾウのやり方は理想的ではないが、彼と良い関係でいれば面倒を見てくれるのは確かだ。
村の秘密を知ると一人前の大人になる、ということか。村人の大半が双子の幽閉に加担していた、という証拠がまた一つ増えたようだ。
この作品を好きな理由の一つは、マフィアものの空気があることだ。
「悪そうなのに、悪いことを一度もしない」
人物の描き方そのものにも、好意的な反応が並びました。
悪そうな空気、悪そうな見た目、悪そうな仕草を持ちながら、実際には一度も悪いことをせず、悪いやり方で全員を助ける人物が大好きだ。
アスマの振る舞いにもかかわらず、作品が「アスマは格好いいんだ、信じてくれ」と何度も念押ししてくるのが可笑しい。
引きで終わる悪ふざけに、だんだん麻痺してきた。
この作品は、季節ごとの放送より、『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』のように毎週続く形のほうが合っていると思う。ただ、アニメの在り方はあの頃から変わってしまった。
まとめ
裏切り者アキオの背景が明かされました。痛みを感じず、共感も薄い人物が、自分のツガイだけは本気で大事にしていた。そして彼を操っていた側は、口封じの仕掛けまで用意していました。
同じ回で、アスマの母の過去も語られています。血の繋がった家族に疎まれ、影森家に居場所を見つけた人物です。
血縁と忠誠が一致しない家族の描き方に、海外の視聴者は「マフィアもの」の空気を感じ取っていました。
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