【海外の反応】『幼女戦記』2期最終回、暗殺計画が敵の攻撃に横取りされ海外唸る 「彼は親友を疑い、死の間際にその疑いを撤回した。実は合っていたのに」
本記事の見どころ
- 「彼は正しく親友を疑っていた。不運なのは、偶然にも連合王国が同じ狙いを持っていたことだ」
- 「『友を疑ってしまった、恥ずかしい』/ いや、あなたは完全に当たっていた」
- 「暗殺ではなく本物の戦死になった。そしてクーデターに必要な条件は揃った」
- 「ターニャの絵の腕前は、相変わらず見るべきものがなかった。前世を無視すれば、年齢に実に相応しい」
『幼女戦記Ⅱ』第12話・最終回。upvoteは809です。
前回立案された暗殺計画が、実行されませんでした。ところが目的は達成されます。海外掲示板Redditの反応は、その皮肉に集中しました。
以下のコメントは Reddit / YouTube / X 等のスレッドから引用・翻訳しています。原文の意図を尊重しつつ、日本語として自然になるよう編集しています。
「暗殺は横取りされた」
計画の帰結が、当初の設計とは違う形で訪れました。海外の視聴者が「英国側に感謝だ。彼らは意図せず、クーデターの成立に必要だった暗殺を代わりに完遂して、帝国を助けてしまった」と書いたのが、この回の構図そのものです。
ルーデルドルフはかなり鋭い頭を持っていた。ゼートゥーアが自分の首を狙っていると正しく疑っていたのだから。/ 不運だったのは、偶然にも連合王国が同じ狙いを持っていたことだ。そのため彼の死は、陰謀ではなく本物の戦死になった。/ そして死の間際、彼は誤ってゼートゥーアの疑いを解いた。
「親友を疑ってしまった。恥ずかしい」/ いや、あなたは完全に当たっていた。/ ともあれ、素晴らしい最終回だった。3期は10年後に。
計画はかなり早く破綻したが、連合軍が一斉に現れたことは、ある意味で不幸中の幸いだった。/ ルーデルドルフは暗殺されたのではなく、敵の攻撃の犠牲者になった。そしてゼートゥーアが指揮を握った。
ルーデルドルフには申し訳なくもあり、悲しくもある。彼は死ぬ可能性を完全に承知したうえであの機に乗った。/ ゼートゥーアだろうという疑いを持っていたのに、連合軍と連邦が現れたことで考えを変えてしまった。どれほど外していたか。/ せめて慰めになるのは、彼が親友の仕業ではないと思って死んだことだ。
背景:なぜゼートゥーアは侵攻を止めなかったのか
最終回で海外の視聴者が最も困惑したのは、権力を握ったゼートゥーアがイルドア侵攻を実行したことでした。
当ブログで扱った第10話は和平交渉が決裂した回です。帝国は譲歩したつもりでも、他国から見れば最強の国が「これで手を打とう」と言ってきただけだった、という構図でした。第11話では、勝利を追求しようとするルーデルドルフを排除する計画が立てられています。
つまりゼートゥーア側は、戦争の拡大に反対する立場として描かれてきました。それが権力を得た途端に、新しい戦線を開く。
「ゼートゥーアの意図が分からない。あの国への侵攻には反対していたはずだ。それとも、こうすれば戦争をより早く終わらせられると考えているのか」
この疑問に対して、スレッド内で二つの読み方が出ました。
一つは、より早く負けるための侵攻だという解釈です。
「ゼートゥーアは、より多くの権限を手にしても、首都の人間たちを和平に協力させられないと分かったのだろう。/ ルーデルドルフが軍の誇りを守るために一撃を放とうとしていたのに対し、ゼートゥーアは国民を守るために、できるだけ早く負けようとしているのだと思う」
もう一つは、存在Xの介入を疑う読み方です。この作品では、主人公の望みを妨害する存在が一貫して働いています。ターニャが安全な後方勤務を望むたびに状況が悪化する、という構造です。
「帝国は結局あの国に侵攻した。まったく理屈に合わない。存在Xがゼートゥーアを説き伏せたとしか考えられない」
なお、ターニャが描いた絵の中で存在Xが笑っていた、という指摘も出ています。
もう一点、今回は連邦の魔導師との戦闘の決着が画面に映りませんでした。描写が飛んだのではないか、という指摘が複数出ています。
ゼートゥーアは、より多くの権限を手にしても、首都の人間たちを和平に協力させられないと分かったのだろう。/ ただ、ルーデルドルフが軍の誇りを守るために一撃を放とうとしていたのに対し、ゼートゥーアは国民を守るために、できるだけ早く負けようとしているのだと感じる。
ゼートゥーアがあの侵攻計画をそのまま実行したのは異常だ。本気で驚いた。ルーデルドルフよりは上手く扱えるだろうと思うが、それでも軍が各地で戦っている状況で、さらに敵を増やすのは狂っている。
ゼートゥーア自身が、ルーデルドルフの居場所を連合王国に漏らしたのではないかとも思う。/ あの任務を知り得たのは5人以下だ。レルゲンや他の幹部は知らされていない。つまり知っていたのは、ターニャ、ヴィーシャ、そしてゼートゥーア本人だけだ。
ターニャが刺され、肩を何度も撃たれながら笑みを保っていたのは凄まじかった。/ そしてターニャの絵の中で存在Xが笑っていたのは、寒気がした。
「題名が彼女を『悪』と呼んでいるが」
作品の英題をめぐる指摘も並びました。日本語の題名との差が話題になっています。
このシーズンは本当に気に入った。/ ただ、題名でターニャだけが「邪悪」と名指しされているのが嫌だ。この作品は、彼女よりずっと邪悪な人物や力を大量に提示しているのに(とくに存在X)。
それは翻訳者のせいにできる。日本語の題名を直訳していれば、「幼い少女の軍記」のような響きになっていたはずだ。
ターニャの絵の腕前は、相変わらず見るべきものがなかった。/ 可笑しいのは、それが彼女の年齢に実に相応しい絵だったからだ。前世を無視すれば。
ターニャの挿絵は本当に美しかった! もし可能なら、彼女の絵の画集を即座に買う。/ 全体として、素晴らしい最終回だった。メアリー・スーと連邦の魔導師との対決から、ルーデルドルフの死、そしてゼートゥーアが帝国の事実上の指導者になるまで、多くのことが起きた。
まとめ
暗殺計画は実行されませんでした。それでも目的は達成されます。敵の攻撃が、計画の代わりを果たしたからです。
そして死んでいく人物は、正しく疑っていた親友への疑いを、最後に自ら撤回しました。
この作品が一貫して描いてきたのは、誰も悪意を持たないまま判断が積み重なって国が傾いていく構造です。最終回で起きたことも同じ形をしています。誰も意図しなかった偶然が、誰かの計画を完遂させました。
権力を握った人物が、それでも新しい戦線を開く。その理由については、海外の視聴者のあいだで読みが割れたままです。
当ブログでは2期第1話から全話を追ってきました。3期については発表がありません。
📚この記事に出てくる英語表現(英語学習用)
right on the money— ぴったり正しい・図星
例: Uh no you right on the money.
blessing in disguise— 不幸中の幸い
例: It was sort of a blessing in disguise.
leave much to be desired— 物足りない・見るべきものがない
例: Tanya's drawing skills still left much to be desired.
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